レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督は日本時間26日未明に行われるチャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグ・バイエルン戦を前に現在マドリードからバイエルンへレンタル中のコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスについて言及しているようだ。25日、英紙『インディペンデント』がこの指揮官の言葉を伝えている。
ハメス・ロドリゲスは昨夏にマドリードからバイエルンへ移籍金1300万ユーロ(約17億円)の2年レンタルで加入。今季は公式戦34試合に出場するなど主力としてブンデスリーガ6連覇に貢献しており、バイエルン首脳陣も同選手のパフォーマンスに満足していることから今季終了後における4200万ユーロ(約55億円)の買い取りオプション行使が確実視されている。
マドリードのジダン監督はバイエルン戦の前日記者会見にて、昨季は不調に喘いでいたもののバイエルン移籍後は充実したシーズンを送っているハメス・ロドリゲスについて「ハメスにはクラブを離れてほしくなかった。彼はより多くの出場機会を求めていたし、私もそのことを理解していた。彼との間には何も問題は無い」と同選手のクラブ退団時を振り返っている。またCL準決勝の舞台で相対することについて「もちろん彼が明日、素晴らしい仕事をしてくれることを望んでいる。しかし彼が私に対して証明するものは何もない」と語っており、あくまでもバイエルンとの対戦に集中する構えを示している。
また、ジダン監督は現在バイエルンを率いるユップ・ハインケス監督へのリスペクトを抱いていることを口にした上で、バイエルンが強靭(きょうじん)なメンタリティを持ち合わせた非常に強力なクラブであり、最大限のパフォーマンスを発揮しなければならないとの見方を示している。ハメス・ロドリゲスが古巣との対戦でどのようなパフォーマンスを披露するのかも含め、今季のCL優勝候補に挙げられていたマドリードとバイエルンの激突に注目が集まる。
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