海外日本人選手

スペインと日本と自分自身と。鈴木大輔のホントのこと 第1回

鈴木大輔

ホルヘ・モリーナと競り合う鈴木大輔 写真提供:鈴木大輔Instagram

FT:反対に言うとJリーグでは、基本的にはあまり見ない光景ということなのですか?

鈴木:やってる選手もいると思いますけど、例えば若手の選手はなかなかできないだろうと思います。経験ある選手だったら監督と話せる立場にある。と言うのも、日本でそういうことやると、ちょっと扱われづらいかなってイメージがあります。なんか文句ばっか言うなって。

あと、そのプレッシャーに自分が勝てない。

FT:あぁ、その側面はありそうですね。

鈴木:そんなこと言ってるけど、プレーはまだまだなわけです。それで負の連鎖に陥って、自分で自分を苦しめてしまう。絶対出れるっていう自信がある選手はできると思うんですけどね。

FT:やはり育った環境の違いは大きそうですね。

鈴木選手がプレーするセグンダ(スペイン2部)の中にも、プリメーラ(スペイン1部)経験者は結構多いですよね。実際に試合をしてみて、プリメーラとセグンダの差みたいなものを感じる瞬間ってありますか。

鈴木:やはりミスが少ないっていうのはあると思うんですけど、でも個人的な意見として、プリメーラでやってて落ちてきた選手と、セグンダでやってる選手の間に実力差があるかって聞かれたら、そこまで無くて。なにかキッカケを掴んでプリメーラにいたんだろうなっていう。

FT:確かにプリメーラ経験者でも、セグンダでプレーし続ける選手は多くいます。

鈴木:それでもプリメーラの経験がある選手は、駆け引きが上手かったりだとか、自分の「見せ方」が上手かったりだとか。そういう風に感じます。

FT:「見せ方」ですか。そうした技術も重要なのですね。

ページ 3 / 4