プレミアリーグ アーセナル

アーセナルのベンゲル監督、自身の去就に関してクラブ優先の姿勢示す

 アーセナルのアーセン・ベンゲル監督は今夏における自身の進退について言及しているようだ。19日、イギリスメディア『エクスプレス』がこれを伝えている。

 ベンゲル監督は今季終了後にクラブとの契約が満了を迎えるものの、未だにクラブ側から契約延長の発表は行われていない。またアーセナルは現在勝ち点54の6位と欧州カップ戦出場圏外となっており、もし来季欧州カップ戦への出場権を逃す場合には指揮官交代の可能性が高くなると複数メディアが伝えている。

 ベンゲル監督はアーセナルでの今後について「私の置かれている状況は心配するものではない。私の心配事は多くの失望とともに今シーズンを終える可能性があることだ」と語っており、自身の去就については全く考えていないようだ。また同監督は「これまでのキャリアを振り返っても、私は常にアーセナルのことを一番に優先していた。結果に対して責任を持っていたし、周囲はその結果について訊ねてくるからね」ともコメントを残している。

 アーセナルは来季欧州カップ戦出場権獲得のためにはリーグ戦残り5試合で6ポイント差で5位を走るチェルシーを越えなければならない。果たしてアーセナルを1996年10月から22年間に渡り支えているベンゲル監督はこの5試合で結果を残すことができるのだろうか。