セリエA ナポリ

ミラン相手に手痛いドローのナポリ、スクデット奪還に黄色信号

 日本時間14日に行われたセリエA第32節、ミラン対ナポリの一戦は0-0の引き分けに終わった。

 スクデット獲得に向けてひとつも負けられないナポリ。対するミランも来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権を獲得するために勝利が必要。

 まずチャンスをつかんだのはホームのミラン。11分、右からのクロスにニコラ・カリニッチが合わせるも上手くヒットできず、チャンスを逸する。その1分後にもカリニッチが、今度は左からのクロスボールでチャンスを迎えるも合わせきれない。

 一方のナポリは16分、自慢の3トップのパス交換から最後はドリース・メルテンスがシュートを放つもジャンルイジ・ドンナルンマの正面に飛んでゴールには至らず。

 35分にはロレンツォ・インシーニェが、左サイドでドリブルから巧みなシュートを放つも、わずかに枠を外れてしまう。

 ミランも負けじと39分に猛攻。右からのコーナーキックのこぼれ球を、ハカン・チャルハノールが強烈なシュートを放ち、それをはじかれたところをマテオ・ムサッキオが詰めて、ゴールネットを揺らすもオフサイド。

 後半に入った試合は依然としてオープンな展開。それに伴ってスタジアムのボルテージも一層高まる。

 なかなかゴールを決められないナポリは66分に、ピオトル・ジエリンスキとアルカディウシュ・ミリクのポーランド代表コンビを同時投入して前線にエナジーを注入。一方のミランも70分にアンドレ・シウバを投入し、1トップのリフレッシュをはかる。

 そのあと両者ともにゴールに迫るも結局試合はこのまま終了し、ナポリはスクデットに向けて厳しい引き分けとなった。