パチューカにとっては、この上ない試合だった。
プエブラとの金曜夜の一戦を前に、ロス・トゥソス(パチューカの愛称)は勝利の必要性を十分に理解していた。プレーオフ圏内の8位以上に浮上するためには、プエブラを相手に調子を取り戻し勝ち点3を得ることは必須だったからだ。
そして結果的に自信に繋がる勝利を挙げた、というのは控えめすぎる表現だろう。
FOXスポーツメキシコはアウェイでの6-2の勝利の後『プエブラで大勝を楽しんだパチューカはプレーオフを夢見る』と見出しを付けた。ADNデポルティーボは『クアウテモック(スタジアム)でパチューカがプエブラを粉砕』と表現している。
ロス・トゥソスが一方的に相手を圧倒し記憶に残るパフォーマンスを見せる中、ほぼ完璧なプレーを見せたのが本田圭佑だった。
攻撃的ミッドフィールダーとしての役割を担った日本人は2得点を奪い、ピッチ上で最も影響力を発揮した選手の一人だった。本田は相手に脅威を与える存在であり、プエブラのディフェンスがゴール前で阻止していなければアシストも記録していてもおかしくなかった。
金曜日の試合では、本田と彼のチームには批判するべき点はほとんど見つからなかった。試合後には元ミランのミッドフィールダーを称賛する声が相次いだ。
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