日本時間5日に行われたセリエA第27節、ミラン対インテル。
今回は試合におけるマン・オブ・ザ・マッチ(MOTM)、ザ・ハード・ワーカー(THW)、モースト・ディサポインティング・プレーヤー(MDP)を選出し、監督についての分析、評価をする。
ミランMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):リカルド・ロドリゲス
守備面での貢献度も高く、この試合にかける想いを強く感じた。左サイドでは攻守にわたってチームへの貢献度が高かった。
ミランTHW(ザ・ハード・ワーカー):レオナルド・ボヌッチ
キャプテンとしてチームを引っ張る姿勢を強く見せ、チームにとって重要なインターセプトもいくつか記録した。
ミランMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):スソ
前半はほとんど存在感がなく、ボールを持てた後半も決定的な仕事はできなかった。複数人のマークされた際の成長を見せたい。
インテルMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):マルセロ・ブロゾビッチ
攻撃を操るパスの出どころとしてチームを牽引し、守備では幾度となくタックルを成功させた。中盤を制圧できたのは彼の存在が非常に大きい。
インテルTHW(ザ・ハード・ワーカー):ジョアン・カンセロ
右サイドで活発に攻撃参加をした。カンドレーバとのコンビネーションもよかった。インテルのストロングサイドが右なのは彼の存在があるから。
インテルMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):マウロ・イカルディ
2つのビッグチャンスを台無しにした。どちらも流し込むだけでいい、彼にとっては極めて簡単なシュートだっただけに、失望は大きい。
ミラン監督:ジェンナーロ・ガットゥーゾ
試合序盤は前線でボールが収まらないことから、主導権もインテルに譲る入りとなった。しかし、10分頃から細かいパスでペースをつかみつつ、ボール保持時の攻撃に成長を見せた。守備面はコンパクトにすることを意識し過ぎたためか、左サイドのペリシッチを自由にさせる場面が目立ち、ピンチも左サイドから生まれることが多かった。インテルがボルハ・バレロを投入してからは苦しみ、嫌な位置にポジションをとる選手への対応という課題は、相変わらず残った。
インテル監督:ルチアーノ・スパレッティ
ボールを丁寧に繋ぎ、サイドから決定機を何度も作り出した。センターバックとセントラルミッドフィールダーのユニットの強度が高く、ナポリ戦でも相手にチャンスを作らせなかったように、この試合でも、中央は非常に堅かった。カンセロを前へ押し出したアシンメトリーな選手配置も功を奏し、基本的には試合を終始支配できていた。得点が入らなかったのは、アンラッキーというほかない。
主審:マルコ・ディ・ベッロ
いくつかファウルを見逃すシーンがあった。前半にクトローネが倒されたシーンは笛を吹くべきだっただろう。VARを使用してオフサイドの判定に覆したシーンも、非常に難しい判定だった。
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