23日に行われた国際親善試合、日本代表対マリ代表。
今回は試合における両チームのマン・オブ・ザ・マッチ(MOTM)、ザ・ハード・ワーカー(THW)、モースト・ディサポインティング・プレーヤー(MDP)を選出し、両監督とレフェリーについての分析、評価をする。
日本代表MOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):中島翔哉
チーム唯一となる得点を決めた。得点を決められる場所にいることが重要だし、得点という目に見える結果を得られたのは彼にとって非常に大きい。連携面で未熟さが見えたことは初招集であるため当たり前。ワールドカップのジョーカーになりえるポテンシャルを示した。
日本代表THW(ザ・ハード・ハーカー):大迫勇也
基本的に、攻撃の中心には常に彼がいた。サイドの宇佐美と久保がダイアゴナルランでチャンスを作れたのは、大迫が下がってスペースを作っていたからだ。ポストプレーの精度も挙がっており、層の薄いセンターフォワードの一番手は彼で間違いないだろう。
日本代表MDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):宇賀神友弥
慣れない右サイドでのプレーで苦戦。レッドカードを提示されてもおかしくない、危険なタックルを相手選手に見舞う場面も。PKを献上したしたシーンでは、相手選手のリーチの長さを読み間違えるミスを犯してしまった。代表入りは厳しいかもしれない。
日本代表監督:バヒド・ハリルホジッチ
ハリルホジッチ監督は前日会見で「目的は2つの試合を勝ちに行く事。3月ですでに勝利のスパイラルを持っていい環境を作らなければいけない」と話していた。しかしマリ相手にいいところなく引き分けた。選手を試している側面が強いため、結果に対して過度に神経質になるべきではないが、公言したことを実現することはできなかった。
次戦に向けて?
“仮想ポーランド”としての戦いが予想されるウクライナ代表との試合。途中出場から流れを変えるようなタイプの選手ではない本田を、次節先発で起用するのかは注目ポイントだろう。また、所属クラブで出番を減らしている柴崎岳の起用法や、センターバックのコンビ、今回宇賀神が対応に苦しんだ右サイドバックを誰が務めるかは見ものだ。
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