ラ・リーガ レアル・マドリード

Dr.TRIBE【試合診断書】リーガ第29節レアル・マドリード対ジローナ

19日に行われたリーガ・エスパニョーラ第29節、レアル・マドリード対ジローナ。

今回は試合における両チームのマン・オブ・ザ・マッチ(MOTM)、ザ・ハードワーカー(THW)、モースト・ディサポインティング・プレーヤー(MDP)を選出し、両監督とレフェリーについての分析、評価をする。

マドリードMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):クリスティアーノ・ロナウド

リーグ戦ここ6試合で13得点を記録し大爆発中。前半戦の不調はどこへやら、今日の4得点で今シーズンリーグ戦22得点に到達した。トップのメッシとは3点差で、追い抜く可能性は十分にあるだろう。

マドリードTHW(ザ・ハード・ワーカー):ルーカス・バスケス

チーム3点目を記録。オフサイドをとられて無効になった得点はオンサイドだった。周りの選手とのコンビネーションもよく、スペースに走り込むタイミングが秀逸だった。

マドリードMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):ダニエル・カルバハル

1失点目のきっかけとなる不用意なファウルを犯し、2失点目はクリスティアン・ストゥアーニに簡単にヘディングを許してしまった。ホアン・モヒカと終始手を出し合っていた。

ジローナMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):クリスティアン・ストゥアーニ

ヘディングで2得点を記録。これで今シーズンリーグ戦での得点数を17に伸ばし、バルセロナとマドリード以外の選手としてはアントワーヌ・グリエーズマンと並んでトップに立った。献身的な姿勢とフィジカル的にも精神的にもタフさを示した。

ジローナTHW(ザ・ハード・ワーカー):アレックス・グラネル

セットプレーから2アシストを記録し、結果的には6失点したものの最後まで戦う姿勢を貫いた。左足はマドリードの脅威であり続けた。

ジローナMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):DFライン

6失点して勝てる試合などこの地球上にはない(と言っていいだろう)。好調C・ロナウドを相手にするのは困難を極めた。個人を観れば、ファンぺもエスピノサも奮闘していた。しかし何と言っても6失点だ。残念ながら責任を負わざるを得ない。

レアル・マドリード監督:ジネディーヌ・ジダン

思わぬ試合展開になったが、好調の攻撃陣が大爆発して乱戦を制した。マテオ・コバチッチを起用してトニ・クロースと組ませた中盤は完全に主導権を握っていたし、バスケスの躍進もチームにいい影響をもたらした。ただし、すべての失点がセットプレーから生まれたのは軽視できない。セルヒオ・ラモス不在の影響かもしれないが、これほど簡単に失点してしまってはトーナメントでは生き残れない。

ジローナ監督:パブロ・マチン

マドリード相手に真正面から勇敢に戦った。マドリードにいくら失点しようとも顔をあげて、ゴールに向かって進み続けた。非常に好感を持てるチームである。しかし6失点した守備はいただけない。組織として違ったアプローチへと変更する柔軟さも必要だったはずだ。それでも全体的に観て、こうしたクラブがいることはリーグにとっても、フットボール界にとっても素晴らしことだ。

主審:ヒル・マンサーノ

バスケスが裏へ抜け出したシーンはオンサイドだった。カルバハルとモヒカ、ストゥアーニなどが散発的に言い争いをしていたが、なかなかなだめるには至らなかった。しかし決して荒れた試合にはしなかった。


クリスティアーノ・ロナウドはピチーチ賞(リーグ得点王)を獲れる?

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名前:菊池大将
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