
ローマのブラジル代表GKアリソン・ベッカーは今シーズン、先発を勝ち取り活躍している。同選手が自身の成長、そしてエウゼビオ・ディ・フランチェスコ監督についてイタリア誌『ウンディチ』で語った。15日、『カルチョ・メルカート』が紹介している。
アリソンは昨季は第1GKではなかった。それでも昨季のルチアーノ・スパレッティ監督のもとで練習を続け、自身を磨きあげた。
「”待つ”一年間だった。もっと出場できると思っていたよ。それでも僕はやさぐれなかった。厳しい練習をやめなかったよ」
「スパレッティからはボールを受ける前の動きを観察することを学んだよ。足元のプレイもうまくなった。そうすることで”次”に何をすべきかすぐ理解する力もついた」
同選手は実力を伸ばし、成長することに成功した昨シーズンをこの様に語っている。そして、現在ディ・フランチェスコ監督のもとで正GKとして活躍している。ローマはチャンピオンズリーグ準々決勝進出を決めたばかりだ。
「彼(ディ・フランチェスコ)はとても知的な監督だよ。そして僕の様に勝利に飢えている男だ。それはとても重要なことだと思う。誰よりも勝利したい彼が、僕らの監督で本当によかった」
繰り返すようだが、アリソンは自身に厳しい練習を課し続けた。それは、自分の欠点を知りすぎているからかもしれない。
「僕は完璧ではないのは知っているよ。だから自分に厳しくなりすぎるときもある。自分で作るプレッシャーのほうが、外からのプレッシャーより大きいんだ。過去にはそれに苦しまされたこともある」
「でも今はプレッシャーから自分を守ることを学んだ。自分の感情をコントロールできるようになり、責任を全うできるようになった。これはすべて今までの経験と練習のおかげだ」
ローマの準々決勝の対戦相手は16日に行われる抽選で決まる。試合の開催日は4月の3と4日になる予定だ。
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