11日に行われたブンデスリーガ第28節、ドルトムント対フランクフルト。
今回は試合におけるマン・オブ・ザ・マッチ(MOTM)、ザ・ハードワーカー(THW)、モースト・ディサポインティング・プレーヤー(MDP)を選出し、監督とレフェリーについての分析、評価をする。
ドルトムントMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):ミシー・バチュアイ
途中出場ながら、この試合の主役となった。順位争い的にも、試合展開的にもこの2ゴールが持つ意味合いは強い。
ドルトムントTHW(ザ・ハード・ワーカー):クリスティアン・プリシッチ
実質2アシストで勝利に大きく貢献。ドリブルで違いを作り、フランクフルト守備陣を苦しめた。
ドルトムントMDP(モスト・ディサポイティング・プレーヤー):ウカシュ・ピシュチェク
2失点目の直接的な原因となった。あれだけ優位なポジショニングで前を取られるのは、DFとしてどうかと思う。
フランクフルトMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):ジョナサン・デ・グズマン
後半から出場し、2得点に絡む活躍。彼の正確無比な右足から何度もチャンスが生まれた。明らかに彼の存在がチームに勢いをもたらした。
フランクフルトTHW(ザ・ハード・ワーカー):ケビン=プリンス・ボアテング
前半は3列目で、後半は最前線でプレーし、非常に印象的な活躍を見せた。ヒールでのシュートから、迫力あるプレッシング。特に後半はチームをけん引する存在だった。
フランクフルトMDP(モスト・ディサポイティング・プレーヤー):セバスティアン・ハーラー
得点の獲れないつらい時期を、この試合で終わらせることはできなかった。効果的な働きではなく、インパクトを残せなかった。
ドルトムント監督:ペーター・シュテーガー
フランクフルトが消極的だったことと、局所的なプレスがハマったことにより前半は主導権を握った。後半はフランクフルトがミラーゲームを仕掛けたことと、ボアテングが1列ポジションを上げたこと、デ・グズマンの投入などにより主導権を失った。しかし、バチュアイの投入が功を奏しチームに勝利をもたらした。1点も失えない場面ではゾーンだけではなく、マンツーマンを採用しても良いのではないだろうか。
フランクフルト監督:ニコ・コバチ
交代選手がすべて結果を出した。後半からシステムを替えたことでリズムも取り戻した。全くもって素晴らしい采配だったと言える。しかし、残念ながら追いついたすぐ後に失点を繰り返し、勝ち点1を失った。前線からプレスをかけやすい形にシフトしたことで、リズムをつかんだものの、ある意味ではその反作用である長谷部の両脇にできたスペースを、ケアすることができなかった。
主審:デニス・アイテキン
エキサイティングな試合を陰で支えた。ミスもなく、イエローカードを出すべきところでは出し、メリハリのあるレフェリングだった。
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