日本時間9日に行われたヨーロッパリーグ決勝トーナメント2回戦1stレグ、ボルシア・ドルトムント対レッドブル・ザルツブルク。
今回は試合におけるマン・オブ・ザ・マッチ(MOTM)、ザ・ハードワーカー(THW)、モースト・ディサポインティング・プレーヤー(MDP)を選出し、両チームの監督とレフェリーについての分析、評価をする。
ドルトムントMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):アンドレ・シュールレ
ゴール前でクロスを押し込み、2ndレグに繋がる貴重なゴールを奪った。バチュアイに代わってセンターフォワードに入った後の方が、良いプレーを見せた。
ドルトムントTHW(ザ・ハード・ワーカー):マルセル・シュメルツァー
前半の終盤に、ゴールライン上でボールをクリアし失点を防いだ。しかし試合終了まで安定したパフォーマンスを見ることはできなかった。
ドルトムントMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):エメル・トプラク
ファン・ヒチャンをペナルティエリアの縁で倒し、ザルツブルクの先制点となるPKを与えた。ボールウォッチャーになる傾向が見られ、ピンチを招いた。
ザルツブルクMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):バロン・ベリシャ
前半は必ずしも効果的ではなかったが、後半に2ゴール。1点目はPKを落ち着いて沈め、2点目は豪快にミドルシュートを叩き込んだ。
ザルツブルクTHW(ザ・ハード・ワーカー):ファン・ヒチャン
ポストを直撃したシュートを含め、前半から危険なシーンを何度も演出してドルトムント守備陣を苦しめた。後半には先制点となるPKを奪取。
ザルツブルクMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):対象者なし
ドルトムント監督:ペーター・シュテーガー
前半はバチュアイの1トップの下にゲッツェ、シュールレ、ロイスを並べたが、機能しなかった。後半に2点のビハインドを負うと、ゲッツェとバチュアイに代えてフィリップとプリシッチを投入。交代選手がスピードをもたらし、プリシッチのアシストによるシュールレのゴールで1点を返すことに成功した。
ザルツブルク監督:マルコ・ローズ
ザルツブルクは前線からドルトムントにプレッシャーを掛け、良い試合の入りを見せた。徐々にドルトムントが主導権を握ったものの、ファイナルサードではスペースを与えずバチュアイを孤立させることに成功した。辛抱強くプレーし、チームは試合が進むにつれて自信をつけた。
主審:スラブコ・ビンチッチ
PKを取った場面はトプラクのファールは、判断の難しいシーンだった。手を使ってファン・ヒチャンを引っ張っていたことは間違いないが、ペナルティエリアにちょうど入るか入らないかの位置だった。ただ追加副審の目の前でもあり、妥当な判断と言うべきだろう。それ以外の場面では毅然としたジャッジで試合を裁いており、問題は見当たらなかった。
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