日本時間9日に行われたヨーロッパリーグ決勝トーナメント2回戦1stレグ ミラン対アーセナル。
今回は試合におけるマン・オブ・ザ・マッチ(MOTM)、ザ・ハードワーカー(THW)、モースト・ディサポインティング・プレーヤー(MDP)を選出し、両チームの監督とレフェリーについての分析、評価をする。
ミランMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):対象者なし
ミランTHW(ザ・ハード・ワーカー):対象者なし
ミランMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):ダビデ・カラブリア
成長が評価され、期待を持たれ臨んだ試合だったが、失点の直接的な原因となり、攻撃面でもまったく良さを出せず散々な結果となった。
アーセナルMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):ヘンリク・ムヒタリアン
なぜアーセナルがライバルから、この選手を引き抜いたのかがよく分かる試合とだった。得点シーンだけでなく、クロスバーをかすめるシュートや前線の選手たちとのポジションチェンジで、多くのチャンスを作り出した。明らかにミランDFを上回っていた。
アーセナルTHW(ザ・ハード・ワーカー):アーロン・ラムジー
ボックス・トゥ・ボックス型の選手としての才能をいかんなく発揮。ビルドアップからフィニッシュまで、すべてを高い水準でこなした。試合を決定づける2点目も決めた。
アーセナルMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):対象者なし
ミラン監督:ジェンナーロ・ガットゥーゾ
序盤は縦に素早い攻撃がハマりペースを掴んだが、その後は失速。中盤の選手がフィルターになれなかったこともあるが、ラインの設定を低くし過ぎて、中盤をいいように使われてしまった。後半は状況を変えるために前線の2枚替えなど、てこ入れを施したが結果は出ず。1番大事な試合で無敗記録を途切れさせてしまった。
アーセナル監督:アーセン・ベンゲル
ここ最近で最高の試合を見せた。右サイドバックにカラム・チェンバースを、左サイドバックにセアド・コラシナツを起用することで、攻撃は左偏重のアシンメトリーなスタイルを採用。さらにこの試合ではメスト・エジルを右、ヘンリク・ムヒタリアンを左に配置し、ムヒタリアンの瞬発力を活かすアイデアが大当たり。ミランの若き右サイドバック、ダビデ・カラブリアを容赦なく攻め続けた。アーセン・ベンゲル監督は間違いなくELを獲りにきている。
主審:クレモン・テュルパン
もしも、ハカン・チャルハノールが倒れていれば、彼は笛を吹いただろう。しかし倒れなかったため、判定は正しかった。安定したレフェリングをつづけ、荒れそうな場面でもしっかりと選手とコミュニケーションをとって、イエローカードを予防した。
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