昨年12月の監督以来、ボルシア・ドルトムントの香川真司が調子を上げていると4日、ドイツ誌『キッカー』が報じた。
それによると前任者のトーマス・トゥヘル監督、ピーター・ボス監督は香川に最適な役割を見つけることができず、また指揮官からの絶対的な信頼が欠けていた。そのため思うように活躍できない時期も長かった香川だが、12月にペーター・シュテーガー監督が就任したことで状況が変化した。
監督交代以来、香川は7試合で3得点3アシストを記録している。ボス監督時代には18試合で3得点4アシストだったことを考えると、その好調ぶりが分かる。『キッカー』によればウスマン・デンベレとピエール=エメリク・オーバメヤンの退団、マルコ・ロイスの負傷により攻撃陣が手薄になったことで、シュテーガー監督はゴールを脅かすことも下がって仕事をすることもできる香川のような選手を重宝しているという。
新指揮官は「監督交代後には選手に理想の時期の自分のプレーと、どんな能力を持っているかを思い出すように促している」と語っているが、そのアプローチは香川にとって有益だったようだ。
「真司は非常に勤勉で、プレーが素晴らしく安定している」と全幅の信頼を寄せる監督のもと、香川には13得点11アシストをマークした2011/2012シーズンに近い活躍が期待される。
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