著者:セザル・ヘルナンデス
メキシコ代表、メキシコリーグ、国外で活躍するメキシコ人選手の取材を得意とするフリーランスジャーナリスト。『ESPN』『FourFourTwo』『FutMexNation』『Soccer Nation』に寄稿している。
Twitter: @cesarhfutbol
土曜日の本田圭佑はあと少しでパチューカのヒーローになれるところだった。
この日の第5節モレリア戦でロス・トゥソス(パチューカの愛称)は苦戦を強いられ、51分までに1-2のリードを許していた。さらにパチューカはMFホルヘ・エルナンデスが前半に退場したため、10人での戦いだった。
敗戦が濃厚な中、本田がワールドクラスのゴールでホームチームを生き返らせた。完璧なタイミングのフリーキックを突き刺し、日本代表MFは60分にスコアを2-2の同点とした。
リーガMXを取材する『ESPN』のナジブ・モラン記者は「本田のゴラッソで2-2。彼にとってフリーキックはPKのようなものだ」とツイートしている。
『Radio Formula Bajio』のフランシスコ・アルベルト・ガー氏もこの元ACミランMFを称賛する。「パチューカのベストプレーヤー、日本人の本田圭佑がものすごいクオリティを見せた。ここ5試合で3得点3アシストだ」
「みんな(アンドレ=ピエール)ジニャックやアビレス(ウルタード)を褒めるけど、本田圭佑のように毎試合スペクタクルを見せる選手はいない。なんてゴラッソなんだ」とあるファンはオンラインでコメントした。
ゴールは本田と監督にとって大きな意味があるものだった。得点後、本田は真っすぐサイドラインへ駆け寄りディエゴ・アロンソ監督と抱擁した。多くの人が気に留めないセレブレーションかもしれないが、それは本田が移籍以来はぐくんできたアロンソ監督との信頼関係が感じられるものだった。
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