欧州サッカーにおいて暴力的行為や反社会的行為は減り続けている。しかし以前として暴徒かするファンたちはゼロにならない。そして彼らの行為の一つに下された罰則がある試合で関係のないファンたちにも影響している。30日、英紙『デイリー・ミラー』が報じた。
近年の欧州5大リーグにおいて、暴徒かするファンたちの数は激減したといって間違いないだろう。しかし、残念ながら未だに東欧諸国などでは暴徒化し流血騒ぎや逮捕騒動になることも少なくない。そのファンたちの多くはネオナチに加担、もしくはそれに近い思想をもつものたちだ。
2015年の6月12日に行われた2016年欧州選手権の予選、クロアチア対イタリアで事件は起きた。何者かがこの試合でなんらかの化学製品を使いピッチ上にナチスのシンボルである鉤十字が浮かび上がらせたのだ。これにUEFAから2試合の無観客試合などの罰則が課せられたのだ。
しかし、クロアチアはUEFAの管理下での試合がそのときから現在まで1試合のみしかなかった。そのため事件から3年後の今年開催されるネーションズ・リーグの試合の一つ、クロアチア対イングランドにその罰則が加わることになってしまった。
報道によると、この試合に向けてすでに飛行機チケットを予約していたイングランド代表サポーターたちもいたという。イングランドとしては踏んだり蹴ったりだったのではないだろうか。いずれにせよ、いつかこういった行為がサッカーから消滅する日が来ることを祈りたい。
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