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イタリア代表再建へ新たな船出。連盟新会長に元代表MFトンマージ氏が立候補

 元イタリア代表MFダミアーノ・トンマージ氏はイタリアサッカー連盟(FIGC)新会長に出馬することを表明した。5日、『フットボール・イタリア』が報じている。

 ロシアワールドカップ欧州予選プレーオフでスウェーデンに敗北を喫しワールドカップ出場を逃したイタリア代表。監督のジャンピエロ・べントゥーラ氏は解雇され、連盟会長のカルロ・タべッキオ氏も圧力に屈して辞任を発表。会長の後任決定に時間を要していた。

 トンマージ氏は現役時代ローマに9年間在籍。イタリア代表としても活躍し、2002年日韓ワールドカップにも出場している。人格者として知られる同氏はピッチ外でも精力的に活動。ボランティアや病院への慰問に参加することも多く、2001年にはイタリア医療共同協会より功労賞が贈られている。引退後はイタリアサッカー選手会会長を務めていた。

 当選が有力視されているトンマージ氏は「このプロジェクトを出来る限り多くの人に共有するべく動いていく。現役のサッカー選手たちと一致団結したい。今のサッカー連盟は団結を必要としている。我々の役割は(敗北を喫した)スウェーデン戦のような試合を二度と繰り返さないように、真剣に先見的な対応を取っていくことだ」と抱負を述べている。