プレミアリーグ チェルシー

不仲の指揮官が泥沼の舌戦。モウリーニョの口撃にコンテが応戦「過去を忘れる老人だ」

 マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督とチェルシーのアントニオ・コンテ監督がまたも舌戦を繰り広げている。5日、英紙『ガーディアン』ら複数メディアが報じている。

 モウリーニョ監督は4日の記者会見で、テクニカルエリア内での立ち振る舞いについて言及し、自身と上位クラブの監督を比較。名前こそ出していないが、コンテ監督への批判と捉えられる発言を行った。

 「私はタッチライン上で”ピエロ”みたいには行動しない。私の振る舞いはより成熟したものになっている。(チームと自分の振る舞いが)より成熟することを好んでいるんだ。”情熱”を持つからといって、タッチライン上で”狂った男”のように行動すべきだとは思えないね。カメラの前に立つことではなく、献身的に自分の仕事に専念する。それが情熱だ」

 ”ピエロ”と形容されたコンテ監督は翌5日の記者会見で応戦。「彼は過去の自分自身について話をしていたのかもしれない。でもおそらく、彼は過去に自分が何を言ったのか、どんな行動したのか忘れているはずだ。誰の発言かは知らないが…その”demenza senile”は過去に自分が行ったことを忘れているのだろう」とコメントしている。

 ”demenza senile”はイタリア語で「認知症高齢者」の意。不仲で有名な両指揮官の溝は今後も埋まりそうにない。