バルセロナFWリオネル・メッシはカタルーニャ独立によってクラブがリーガ・エスパニョーラから脱退した場合、移籍金ゼロで退団できる契約となっているようだ。5日、スペイン紙『エル・ムンド』ら複数メディアが報じている。
メッシは昨年11月にバルセロナとの契約延長に合意。契約期間は2021年までとなり、違約金は7億ユーロ(約950億円)と増額された。
しかし、「カタルーニャから独立しバルセロナがリーガ・エスパニョーラから脱退、イングランド、ドイツ、フランスの1部リーグに移行できなくなった場合は移籍金ゼロで退団できる」という条項が付随している可能性が浮上した。
カタルーニャ地方議会は昨年10月に独立を宣言したが、中央政府はこれを憲法違反として無効と判断。独立派の党幹部は逮捕され、カタルーニャ州議会は解散。政情不安から数千もの企業が、本社をカタルーニャからスペインの他地域へ移している。
またスペインプロリーグ機構(LFP)会長はカタルーニャ州が独立した場合、同州に位置するクラブはすべてリーガ・エスパニョーラに参加することができないとの見解を示している。
バルセロナで生涯プレーしたいと発言してきたメッシだが、欧州トップリーグでのプレーが不可能になった場合、バルセロナを離れる可能性は十分ありそうだ。
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