セリエA ミラン

ミラノダービー、延長戦までもつれ込む死闘に。ミランが準決勝進出

 

ミランFWパトリック・クトローネ 写真提供:Getty Images

 コッパ・イタリアの準々決勝ミラン対インテルがジュゼッペ ・メアッツァで28日行われた。

 ミランとインテルはともにリーグ戦2連敗中。ミランはクリスマスを返上しトレーニング。一方、インテルはクリスマスのトレーニングを中止。休日に変更した点が注目を集めた。インテルDF長友佑都は先発出場を果たしている。

 試合は前半22分、インテルが右コーナーキックを獲得すると、中でインテルDFミラン・シュクリニアルが逸らし、最後はMFイバン・ペリシッチがゴールネットを揺らす。しかし、その直後VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)制度を使って再度確認。すると得点は取り消され、幻のゴールとなった。

 前半はインテルがボール支配するも効果的なボール運びはできず。一方、ミランはシュート数こそ多いものの、決定的なシーンは作れず。両チームとも決め手を欠いたままハーフタイムを迎えた。

 後半に入り、両チームが決定的チャンスを作る。後半78分、スソがペナルティエリアの右外から狙い澄ましたシュートを放つも、ボールはポストに嫌われる。後半80分には、ペリシッチがDFラインの裏に抜け出し、GKと1対1を迎えるがシュートは枠外へ。

 両チーム得点には至らず、0-0のまま延長戦へ入った。

 スコアが動いたのは延長前半14分、負傷交代したカリニッチと替わる形で入った途中出場FWパトリック・クトローネがヘディングでゴール。これが決勝点となり、ミランがインテルを1-0で下した。

 ミランはラツィオと準決勝で対戦することが決定した。