プレミアリーグ レスター・シティ

レスター、マンU相手に試合終了間際の同点弾。岡崎は途中出場もチャンス絡めず

 プレミアリーグ第19節レスター・シティ対マンチェスター・ユナイテッドがレスターの本拠地キング・パワー・スタジアムで23日開催された。

 レスターは現在2連敗中。FW岡崎慎司の先発起用が期待されたが、ベンチスタートとなった。一方、ユナイテッドはカラバオ・カップ準々決勝で2部ブリストル・シティ相手に喫したショッキングな敗戦の直後の試合。先発メンバーはFWアントニー・マルシャル、MFポール・ポグバ、DFビクトル・リンデロフ以外の8人を変えて挑んだ。

 クリスマスイブ前日の開催のため、レスターサポーターは青いサンタの帽子を被り見守る中、両チームともハードスケジュールを感じさせる戦いとなった。

 スコアが動いたのは前半26分、ロングボールからMFリヤド・マフレズが抜け出しラストパス。これをFWジェイミー・バーディーが落ち着いて決め、レスターが先制に成功した。バーディーはこれがプレミアリーグ通算50得点目のメモリアルゴールとなった。

 対するユナイテッドは前半39分に反撃。MFジェシー・リンガードの落としからフアン・マタがゴール右隅にコントロールシュート。1-1の同点に追いつき、ハーフタイムを迎えた。

 後半50分から怒涛のカウンター合戦。レスターは左サイドMFマフレズのドリブルからチャンスを創出。クリスティアン・フックスがゴールエリア付近でフリーでシュートを放つも相手DFに当ててしまう。
一方、ユナイテッドはポグバのスルーパスからDFの裏へ抜け出したマルシャルだがGKとの1対1を外した。

 後半60分、ユナイテッドはペナルティエリア右手前でFKを獲得。マタが放ったシュートは壁の上を越えてゴールへと吸い込まれた。ユナイテッドが2-1とリードした。

 流れを変えたいレスターは後半65分、デマレイ・グレイに代えて岡崎慎司を投入。しかし、後半53分に途中出場したMFダニエル・アマルテイが後半72分に2枚目のイエローカードで退場処分。レスターは残り15分で数的不利の中、同点を狙うことになった。

 このまま試合終了かと思われた後半94分、レスターDFハリー・マグワイアが劇的なゴールを決め同点に追いついた。

 試合は2-2で終了。土壇場でレスターが同点に追いつき、ユナイテッドはカラバオ・カップでの失態に続き、2試合連続でショッキングな試合運びとなってしまった。2位ユナイテッドと首位マンチェスター・シティの勝ち点差は13となっている。

 岡崎慎司は途中出場を果たし、投入直後は積極的なプレッシングで存在感を見せるも、その後は目立ったプレーはなかった。レギュラー復帰に向けて、さらなるアピールが必要だ。