ワールドカップ 代表チーム

危険なのはフーリガンだけじゃない?W杯でロシアへ訪れるファンへのアドバイス。

 4年に1度に開かれ世界中のファンが集結するワールドカップはサッカー界最大の“祭典”だ。来年に迫ったロシアW杯が待ちきれないファンたちも多いはずだ。しかし大きな“祭り”にはトラブルがつきものだ。ロシアでは近年若者たちの間でネオナチが台頭し、それに影響されたフーリガンたちが存在する。しかし“潜む”危険は人間だけではない。21日、英紙『ザ・サン』が報じている。

 イングランド代表ファンの中にはすでに来年のW杯にむけてホテル予約を開始し始めている人たちがいる。しかし試合がある都市付近には十分なホテル数がない場合もありそのためやむなくテント宿泊を考えているファンたちもいるという。

 確かに何千というイングランドのファンたちが過去の大会の数々でも経費削減のため、テントでのキャンプを行ったがある。しかし今回は状況が変わってくる。ロシアではキャンプという文化はあまりポピュラーではなく管理されたキャンプ場は非常に少ない。これは野生の中でのキャンプを余儀なくされることを意味する。

 これに対してロシア国家観光局は管理された場所以外でのキャンプを避けるように通告している。同局によるとロシアでは都市部より離れると熊に遭遇する危険性が高いというのだ。近年ロシアでは野生での熊の食料が枯渇しており、人間との接触が多数報告されており増加傾向にあるという。

 ロシアに生息する熊は8種類おり、最大で3mにもなるという。不足の事態を避けるためにもW杯のためにロシアへ向うファンたちには決して過信せず、観光局の指示に従ってもらえることを切に願う。