トッテナムの歩みは、ある別のイングランドチームを想起させる。アーセナルだ。アーセナルがウェンブリーでチャンピオンズリーグのサッカーを始めた時、彼らは頻繁に打ち負かされ、グループを抜け出すことができなかった。彼らは最終的にそれを好転させた。トッテナムも同様である。チャンピオンズリーグを経験し得る唯一の方法は、競争の中でプレーすることだ。トッテナムは最初数年ほど乏しい戦績だったが、そこから良い方向に転換させた。イングランドサッカーにとっては良いことである。
私はスパーズ(トッテナムの愛称)がどこまで行くことができるかはわからない。ハイレベルな選手たちはいるが、ハリー・ケインを除いてはRマドリード、バルセロナ、マンチェスター・シティにいるような世界的な選手がいない。
とは言え、ケインと彼のパートナーであるソン・フンミンは、決勝トーナメントでも影響を及ぼすことができるだろう。ケインはチャンスを得られれば、エリア内での得点能力は高い。右足で、左足で、頭でに関わらず、ゴールを決めるに違いない。
ソンは、ケインを越えて走り、ドリブルし、シュートする活力が強みだ。プレミアリーグでは常に先発ではなかったが、ヨーロッパでは活躍の機会が増えて成功している。彼はカウンター攻撃が得意であり、トッテナムのようなチームにとって、チャンピオンズリーグではそのようなプレースタイルが必要だ。バルセロナやRマドリード相手にパスを回そうとすれば負けてしまう。
しかし決勝トーナメントは実質的な試験となる。トッテナムは彼らがグループステージでやってきたことと、Rマドリードとの大きな違いを目の当たりにするだろう。ビッグクラブがさらに強くなるための試練の時なのだ。
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