
今季こそ欧州カップ戦復帰に向け、ローマからルチアーノ・スパレッティを招聘したインテル。派手さはないもののチームの穴を埋める堅実な補強の効果が開幕3連勝という形で早くも出ているようだ。
この夏、インテルはこれまでのチームに足りなかったピースを埋めている。フィオレンティーナから加入のMFボルハ・バレロは中盤センターの一角を担っており、ビルドアップ時に最終ラインまで下がってボールを受けたりスペースに顔を出す動きでパスコースを引き出すなど、早くもチームに違いを生み出している。同じくフィオレンティーナからやって来たウルグアイ代表MFマティアス・ベシーノも中盤センターにおけるバレロとの補完性で必要な存在であり、イタリア代表MFロベルト・ガリアルディーニとのポジション争いで一歩優位に立っているようだ。
一方、サイドバックのレギュラー争いにも注目が集まる。この夏にニースからDFダウベルト・エンリケ、バレンシアからDFジョアン・カンセロという攻撃面で大きな貢献が期待されるを獲得、チーム最古参である日本代表DF長友佑都は左サイドでダウベルトとポジション争いを展開する形になる。そのダウベルトはSPAL戦で先発フル出場を果たしたものの、マッチアップする相手選手に突破を許すシーンが何度か見られた。スパレッティ監督も新戦力2人にはポジショニングをはじめとした守備力の向上を要求している一方、すでにイタリアサッカーに馴染んでいる長友やイタリア代表DFダニーロ・ダンブロージオを貴重な戦力と捉えるコメントを残している。
またインテルの主将もこのリーグ戦3試合で5ゴールと驚異の結果を残している。「開幕からの2戦が今季を占う上で非常に重要な試合になる」と語っていたアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディはその開幕節のフィオレンティーナ戦、第2節ローマ戦で2試合連続となるドッピエッタ(2ゴール)を達成。また同選手はロシアワールドカップ南米予選に2013年9月以来となる代表召集を受けたほか、日本時間10日に行われた第3節・SPAL戦でもPKを沈めている。彼のコンディションの良さがそのままチームの結果に反映されていると言ってもおかしくない。
インテルは来月15日のミラノダービーまで強豪クラブとの対戦がない。代表ウィーク明けのミラノダービーで3ポイントを獲得することはもちろん至上命題であるが、まずはそれまでのリーグ戦4試合で可能な限り勝ち点を稼ぐことが重要となる。
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