代表チーム ブンデスリーガ

内田篤人は今季こそ“復活”できるか。2年間の負傷離脱と現在の状況を解説

エルケンシュヴィック戦2ゴールを決めた内田篤人 写真提供:Getty Images

 見方によっては、内田も新たな監督を迎えることを望んでいたのかもしれない。テデスコ監督は内田の長期離脱を気にかけることなく、他の選手たちと同じように彼をジャッジするだろう。

 2015年にシャルケのチームドクターが内田に怪我の治療をアドバイスした時でさえ、内田は日本代表のチームドクターの判断に従い、手術をするという選択をした。シャルケ側は、主力の右サイドバックを長期間失うことを恐れ、手術という選択は薦めなかった。

 結果的にシャルケ側の判断は正しかったということになる。内田は長期離脱することになり、復帰のためのリハビリを何度も繰り返すことになったが、今でも怪我を抱えたままとなっている。

 2016年12月にヨーロッパリーグのザルツブルク戦に数分間出場した後、人々は内田がブンデスリーガに復帰するまで数週間で済むだろうと楽観的な見方をしていた。しかしながら、8カ月後の今でも彼はまだ復帰を果たしていない。それだけに、今回エルケンシュヴィックとの試合に出場したということは彼の復帰に向けた大きな一歩だと言えるだろう。

 エルケンシュヴィック戦での実戦復帰後、内田は復帰できたことを嬉しく思っており、フェルティンス・アレーナで再びプレーすることを楽しみにしているとレポーターに話している。彼は決してあきらめることなく、ピッチに戻るために努力を重ねてきた選手である。

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