2018年ロシアワールドカップでは、同大会の風物詩であるサポーターたちの行進やチャントを見ることが難しいかもしれない。20日、英紙「デイリー・メール」が報じた。
現在ロシアで行なわれているFIFAコンフェデレーションズカップ2017カメルーン対チリ戦後(2-0でチリが勝利)、ロシア地元警察はバーで国歌を歌っていたチリサポーターたちを規制したとのこと。モスクワスポーツ観光部門のトップは「セキュリティの確保が最優先事項だ」と語っており、過去類を見ない厳戒態勢を敷いているようだ。
昨年開催されたEURO2016でロシア人サポーターがイングランド人サポーターに襲いかかったことが話題を呼んだ。このイメージダウンを嫌ったロシア政府はW杯の“予行練習”でもあるコンフェデレーションズ杯で、道路で応援やチャントを歌うサポーターを厳しく取り締まるとみられている。
ロシア政府は対外的なイメージを良化させるために2014年に行なわれたソチオリンピック規模の予算(約5兆5千億円)を投じることも辞さない構えだ。セキュリティ面はもちろんのこと首都モスクワの交通システムの抜本的な改善。メインスタジアムである、スパルタクスタジアム周辺に新たに地下鉄の駅を建設するなど多岐にわたってテコ入れされていくと報じられている。
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