ブンデスリーガ セリエA

ドルトムント、ミスから2失点喫しアンチェロッティ率いるナポリに惨敗

 日本代表MF香川真司所属のボルシア・ドルトムントは日本時間7日深夜にカルロ・アンチェロッティ監督率いるナポリと親善試合を行い、1-3で敗れた。

 ドルトムントはこの一戦でアメリカ代表MFクリスチャン・プリシッチやMFマリオ・ゲッツェなどが先発メンバーに名を連ねている。一方ナポリは今夏に加入したイタリア代表FWシモーネ・ベルディを起用したほか、中盤の底のポジションではMFアマドゥ・ディアワラが先発起用されている。

 試合は開始早々から動きを見せる。6分、ナポリは敵陣右サイドでドルトムントのビルドアップの局面からボール奪取に成功すると、右斜め45度の位置でパスを受けたポーランド代表FWアルカディウシュ・ミリクが豪快に右脚を振り抜くと、これがゴール左隅を突き刺した。

 先制に成功したナポリはこの後もチャンスを作ると28分、右サイドのCKからニアサイドでセルビア代表DFニコラ・マクシモビッチが頭で合わせネットを揺らした。

 一方ドルトムントはナポリのミスから決定機を迎える場面があったものの、前半は得点を奪うことができず、ナポリが2点リードで後半へ折り返す。

 65分、ドルトムントは右サイドでパスを受けたプリシッチがそのままドリブルでペナルティエリア内に侵入しシュートを放つと、これがナポリ守備陣に当たる。ただこのこぼれ球にゴール前で反応したFWマクシミリアン・フィリップが押し込み1点差に詰め寄る。

 しかしナポリは後半アディショナルタイムの90+1分、再びドルトムントのビルドアップにおけるミスでボールを奪うと、最後は左サイドからのクロスにFWホセ・カジェホンが左脚で合わせ鮮やかにゴールネットを揺らした。

 試合はこのまま3-1で終了。ドルトムントにとってはミスから2失点を喫しただけにリーグ戦開幕までの立て直しが求められる。なおこの一戦で日本代表MF香川真司の出場はなかった。